津島でら寺巡り 秋の特別公開

平成30年11月4日(日)、奇数月恒例の津島でら寺巡りは、『秋の特別公開』と銘打って各寺様々な催しが行われた。

大珠山 龍渕寺(津島市瑞穂町1-8)

可愛らしい御影仏御朱印で大評判の御住職の筆による、津島でら寺巡り限定御朱印(書き置き対応)が授与された。

 

九品山 蓮台寺(津島市弥生町6)

境内で開かれるマルシェ『きまぐれ市』が、久々に復活。

生憎の空模様で、いち時は本降りの雨に見舞われたものの、客足が途絶えることはなかった。

 

牛頭山 宝寿院(津島市神明町2)

寺宝の特別公開が行われた。

宥貴副住職「津島市の指定文化財になっている『神仏分離顛末記』によると、明治時代に宝寿院の住職をされていた宥三(ゆうさん)さんは大分苦労されたようですね。読んでみると、「相当腹に据えかねとるな、宥三さんは」って感じです(笑)」

 

青龍山 吉祥寺(津島市中野町7)

こちらの写仏は、色鉛筆を使った写仏ぬり絵も体験できた。

閑かに御仏を写した後は、身体にも心にも滋味たっぷりの薬膳粥が振舞われた。

 

帝護山 照蓮坊(津島市宝町20)

お箏と三線、龍笛によるライブの後、特別公開されている掛け軸の解説が行われた。

御住職「親鸞聖人(しんらんしょうにん)がどういう風な人生を歩んで、どういう風な布教をしてきたのか、それを描いたのがこの四幅の掛け軸で、『御絵伝』といいます。親鸞聖人、最期は90歳で亡くなるんですけど、歩んできた道は決して平坦なものではなく、優雅なものでもない……常に苦難の連続だったんです」

 

牛玉山 観音寺(津島市天王通り6-43)

うでわ念珠づくりと、出張所ではシルクスクリーンのワークショップが開催された。

シルクスクリーンはお手紙雑貨屋『calm』(カーム:津島市天王通り4?12)協力により、津島でら寺巡りオリジナルトートバッグの作製を体験することができた。

 

亀伯山 大龍寺(津島市北町113)

 

本堂の十王像が、特別公開された。

御住職「津島市の北町の交差点に小さなお堂がありまして、そこに十王像が祀られていて、別名『閻魔堂』ともいいました。道路の拡張で、こちらにお預かりすることになったんです。謂れが何も無く詳しいことは分からないんですが、昔は町の外れにお堂があってそこに祀られていたそうで……町の入り口、北町の北口の守り神だったんでしょうね」

 

次回の『津島でら寺巡り』は、平成31年1月6日(日)開催を予定している。

平成最後のお正月も、津島のお寺さんは皆様のお越しを待っている。